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ジャガイモ

 北海道では今、ジャガイモがあちこちで可愛い花を咲かせています。色も品種によってピンク、紫、赤、白とバラエティに富んでいて、7月中旬の今がまさにジャガイモの花のピークといえるでしょう。(例を上げると、「男爵薯」は淡い紫、「メークイン」は白地に紫、「レッドムーン」は赤、「トヨシロ」は純白などです)
 ジャガイモは北海道の代表的な畑作物で、生産量は約230万トンと全国の約80%のシェアを誇っています(2005年)。これを用途で分けてみると、約半分が澱粉原料用で残りが生食用や加工用などに使われています。人気の高い「男爵薯」「メークイン」「キタアカリ」などは生食用でいろいろな料理に使われていますし、ポテトチップスやフライドポテトなどの加工用としては「ワセシロ」「トヨシロ」「ホッカイコガネ」などがあります。また、最も作付け量が多い澱粉原料用は、「コナフブキ」「紅丸」などです。
 ところで、ジャガイモの種類はどのくらいあると思いますか? 実は、世界中に2000種類ほどあると言われており、日本で主に栽培されているのは約20種類だそうです。
 ジャガイモは世界中でよく食べられており、特にヨーロッパではドイツ、ポーランド、ロシアなどがジャガイモを主食としています。
 また、ジャガイモはフランス語では「大地のリンゴ」という名で呼ばれており、これは、主成分の澱粉質のほかにビタミン類やカリウムなどを豊富に含んでいることからきています。特にビタミンCは、澱粉質が過熱による破壊を防ぐため効率的に摂取できることから、冬期などのビタミンC供給源として貴重な食料となっています。
 このほかにも、ジャガイモにはいろいろな効能があると言われています。いくつか挙げてみると、

●高血圧や動脈硬化の予防
 カリウムが豊富に含まれているため、血中の塩分(ナトリウム)を排出して体内の塩分バランスを調整して高血圧や動脈硬化を予防します。日本人は他国の人達に比べると塩分摂取量が多いので、カリウムをたくさん含むジャガイモは常食したい食料です。

●顔や手足のむくみ予防
 腎臓の機能が弱ってくるとむくみやすくなりますが、こういう時には塩分や肉類をできるだけ避けてジャガイモをたくさん食べると症状が改善されます。これは、ジャガイモに含まれるカリウムが体内のナトリウムを排出することによります。

●痛風などの予防
 ジャガイモはアルカリ性食品で、そのアルカリ度はリンゴやブドウより高いほどです。アルカリ性食品は血液と尿の参加を防ぎ、血液中に尿酸が増えないように働くため、痛風や懐血病、くる病などの予防に効果があります。また、酸性食品である肉や魚などのつけ合わせとして最適です。

●ダイエット食料
 ジャガイモのカロリーは100g当たり約70カロリーで、ご飯の半分程度のエネルギー量しかありません。主食としても食べることができて、しかも満腹感を味わうことができますから、理想的なダイエット食料といえます。
 以上、ジャガイモについてほんの少しだけ紹介しましたが、ジャガイモにまつわる話はまだまだ尽きません。いろいろな話題がありますので、また折にふれて紹介したいと思います。

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