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タマネギとアリシン

 タマネギは北海道を代表する農産物の1つで、収穫量は全国第一位、シェアは約56%を占めています。主な生産地は網走地域、富良野地域、空知・石狩地域で、秋期から翌春にかけて全国に移出されています。

 タマネギは煮物、炒め物、揚げ物、サラダなど幅広い料理に使われているほか、肉や野菜の臭み抜きや下味付け、各種洋風ソース類の素材などにもよく使われており、我が国では年間1人当たり約5kgが消費されています。

 タマネギはユリ科ネギ属の野菜で、同じネギ属野菜には、ナガネギ、ニラ、ニンニク、ラッキョウなどがあります。共通する特徴として刺激臭を持っていて、これは調理の際に空気と触れることで生成されるアリシン(硫化アリル)によるもので、タマネギを切る時に出る涙はこれが原因です。

 アリシンには、以下のようにいろいろな効能が確認されています。

・血液をサラサラにする効果 ・血液中の脂質を減らす働き ・殺菌効果 ・疲労回復効果 ・神経の沈静化

 したがって、次のような症状に効果があると考えられています。

☆風邪 ☆炎症 ☆高血圧 ☆動脈硬化 ☆糖尿病 ☆肉体疲労 ☆不眠症

 ただ、アリシンは加熱により消失してしまうのと、水にさらすと大半が流れ出してしまうので、アリシンの効能を期待する場合には生食するのが良いでしょう。

 ところで、タマネギが我が国へ最初に上陸したのは札幌で、明治4年に開拓使が試験栽培したのが始まりだそうです。その時に導入されたのが「イエローグローブダンバース」で、それが札幌周辺で定着して「札幌黄」と命名されました。

 「札幌黄」は甘さ・辛さが強く食味の良さから人気があり生食に向いていますが、安定栽培が難しいため、現在の収穫量は大変少なくなっています。この品種が北海道各地に伝播し「空知黄」、「北見黄」等が生まれています。

 ちなみに、弊社がお届けしているのは網走管内小清水町で低農薬栽培されている「北はやて」です。食味が良くて辛みが少なく生食に向いているため、アリシンを効率的に取るのにも良い品種だと思います。

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