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天候不順

 2009年7月は全国的に記録的な天候不順に見舞われ、北海道でも1ヶ月間の降雨量が平年の約3倍に達するなど、多雨と日照不足によって農作物の生育などに深刻な影響を及ぼし始めています。

 この記録的な天候不順の要因を検討するため、さる8月3日に「気象庁2009年夏の異常気象分析検討会」が開催され、2009年7月の不順な天候をもたらした要因の分析今後の天候の見通しが議論されました。


 気象庁のホームページに掲載された報告書によると、7月の天候不順の要因分析結果は以下の通りです。

【不順な天候】

・北日本の多雨、日本海側の日照不足、九州北部地方から東海地方にかけての梅雨明けの遅れが記録的だった。

【特徴的な気圧配置】

・太平洋高気圧の本州付近への張り出しが弱く、西日本から北日本にかけて低気圧や前線の活動が活発だった。

【その要因】

・この気圧配置は、亜熱帯ジェット気流の南偏と蛇行の接続に伴うものである。

・エルニーニョ現象や熱帯大気の気温が平年より高かったことが、亜熱帯ジェット気流の南偏と蛇行に影響し、太平洋高気圧の本州付近への張り出しを弱めた。

・エルニーニョ現象に加えて赤道季節内振動も、7月下旬における太平洋高気圧の張り出しが弱いことに影響した。


 また、今後の見通しについては以下の通りです。

【今後の見通し】

 7月31日に発表された1か月予報および最新の週間予報によれば、太平洋高気圧は一時勢力を強めて本州付近に張り出すが、平年に比べると弱い見込みである。このため、向こう2週間も北日本では気圧の谷の影響で曇りや雨の日が多く、オホーツク海高気圧の影響を受ける可能性もある。また、東日本と西日本では太平洋高気圧に覆われて晴れる日もあるが、南からの暖かく湿った気流の影響で曇りや雨が多い見込みである。


 8月に入ってから北海道は比較的良い天気が続いており、農作物にとっては「恵みの太陽」となっていますが、充実した実りの秋が迎えられるように、これからも晴れる日が続くことを祈るのみです。

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